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サプリメントの流通④「テレビショッピング」

サプリメントの流通について、今回は「テレビショッピング」についてお伝えいたします。

通販と健康食品メーカーでの27年以上の経験の中で、「テレビショッピング」で販売した経験はありません。

ただ、これまで何度か交渉はしたことがあり、その経験と実際の販売を見ていて感じることを基本にお伝えいたします。

テレビショッピングに提案するうえで最も特徴的なのは、商品確保の量です。

販売者側(テレビショップ側)が交渉の最初に確認するのが用意できる商品数なのです。

サプリメントで言えば、大雑把に5,000個前後を用意できるかどうかを確認してきます。

この用意というのは、在庫数であって、たとえ100個しか売れなくて4,900個あまっても販売者は責任は持ちません、ということなのです。

そして、その用意ができなければ、提案まで進みません。

面白いですよね。

新規商品では、言い方が悪いかもしれませんが、博打のようなものなのです。

次に確認してくるのは、メーカーから社長や開発責任者などの出演が可能かどうかです。

みなさんもテレビショッピングを見られていたらお分かりですよね。

それらが可能であれば、いよいよ商品の提案となり、売れそうな特徴があるか、価格はどうかなど突っ込んだ商談となり、販売するかどうかが決定されるのです。

とにかく、ヒットすれば売れる量がものすごいので、テレビショッピングから大きくなったメーカーも数多くありますし、今でも多くのメーカーがしのぎを削っています。

ですから、品質も良く価格も安いおすすめの商品もたくさんありますが、中には、表現が上手いだけで市販品より高額な商品もありますので、冷静に比較することが必要となります。

なお、テレビという公のメディアを利用した販売法ですから、粗悪品はまず無いので安心です。

みなさんも、テレビショッピングは賢くご利用ください。

2010/10/18

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