コラーゲンの魚由来と豚由来
これまでも何度か書いてきましたが、コラーゲンは魚由来と豚由来でどう違うのか?ということを知りたいお客様は多いようです。
当店へアクセスされるキーワードでも「マリンコラーゲン」とか「魚由来 コラーゲン」など、魚関連のキーワードが多いようです。
ということは、未だに「魚由来のコラーゲンの方が吸収性が良い」ということを信じている方が多いということだと思います。
「変性温度」というものがあります。
これは、豚や魚の肉や骨や皮に存在するコラーゲンの繊維構造が解けてゼラチンになる温度の事です。
この変性温度は魚の方が低く、人間の体温よりもかなり低いのです。
この事実が「魚由来のコラーゲンの方が吸収性が良い」という話の根拠になっています。
しかし、ドリンクも含めてサプリメントに使われているのは「コラーゲンペプチド」です。
コラーゲンペプチドは、既にコラーゲンが変性したゼラチンを更に低分子化したものなのです。
ということは、変性温度は関係ないはずです。
人間の消化能を前提とすれば、コラーゲンペプチドは魚由来でも豚由来でも、その吸収性に差は無いのです。
ですから、豚でも魚でも気にせずに、価格や臭いの強弱などを基準に選ばれればよいかと思います。
2011/7/13