「プラセボ」とは、「偽薬(ぎやく)」のことで、薬などの効果を測定するときに、比較対象として用いられることがあります。
最近では、サプリメントの効果を確認する場合にも利用されることがあります。
仕事柄、このようなデータを見る機会が多いのですが、不思議なことに、プラセボの場合も本物と同じ傾向が出る場合が多いのです。
サプリメントでの試験では、薬の場合ほど厳密な管理で行われていないことに要因があると思いますが、事前に凡そどのようなものかが被験者に伝わっているのだと思います。
例えば、コラーゲンであればプラセボの人の肌の水分量や、弾性も上昇傾向になることが多いようです。
そうしてみると、盛大なテレビ宣伝や、過剰な広告宣伝も、プラセボ効果にコストを支払っているとも考えられるのでしょうか?
毎日鏡をじっくり見ることや、毎日体重計に乗ることは、自分の肌や体重を常に意識することになり、自然に生活習慣が良い方向に変わってくるようです。
サプリメントを販売していながら変ですが、まずは「意識する」ことがスタートだと思います。
そして、生活習慣が変わっていき、目的とする自分に近づけるのでしょう。
サプリメントはその補助的な役割を担っているだけだと思います。
2010/10/9