わたしが健康食品業界に入ったのは約10年前です。
前職の会社で免疫系の健康食品の責任者を担当したわけです。
そのころの免疫系健康食品は、今では考えられないくらい大きな市場でした。
アガリクスというキノコを原料とする健康食品を筆頭にフコイダンなど、百貨店などでも売れ筋商品でした。
その後、一部の詐欺商法が摘発され、大々的に報道もされ、規制も厳しくなり、一気に冷え込んだのです。
当時、わたしも百貨店周りをしていました。
そのころ百貨店で人気の商品のひとつに「高分子コラーゲン」のサプリメントがあったのです。
今でも販売されているロングセラーの商品です。
当時の免疫ブームに乗って売上を伸ばしていたようです。
きわどいのですが、ガンにも効くという触れ込みもありました。
高分子コラーゲン・・・言い換えれば「ゼラチン」です。
この商品には今でも長年のファンがたくさんおられるのです。
商品は、ゼラチンに食物繊維やニンニクエキスなど色々混ぜた健康食品です。
効果についての訴求が強いようにも思いますが、これだけ長くひとつの商品を売り続けていることには敬意を表したいと思いますね。
ゼラチンを食べて、ヒトの消化で吸収するというのも、自然で良いと考えています。
吸収性だけで言えばコラーゲンペプチドの方が良いのですが、吸収される手前まで消化したゼラチンの効用というものも否定はできません。
ただ、温かい物にも冷たい物にも何にでも混ぜやすく溶けやすいコラーゲンペプチドの方が便利だと思います。
今日は、高分子コラーゲン(ゼラチン)のロングセラー健康食品のお話でした。
2012/10/3